薬剤師と発起

薬剤師と逃避の続きです。

Bさんからの手紙の内容は、黙っていなくなってしまった事への謝罪と、僕への気遣いがつづられていました。

僕が入社する前にも相当酷い目にあったとは思うのですが、経営者やAへの恨みは全く書かれていなかったのです。

その後、次の新人薬剤師が入るまでは、僕とAとで薬局を回していましたが、その状態で僕にいなくなられては困るからでしょうが、僕に対して、Aはほとんど絡んで来なくなりました。

ただ、Aが経営者に怒られた後などは、決まって僕に八つ当たりがありましたが、そこまで酷いものではなかったので、我慢する事も出来たのです。

そして、僕の心の中では、ある事を決めていました。

ようやく、新しい薬剤師が見つかったので、仕事後のミーティングで経営者とAの前で、薬局を退社する旨を伝えました。

相変わらず、Aが食ってかかる様な態度をとってきたので、労働基準監督署に相談している事と、新人が働き始めるまでは働くが、新人が入社した日に辞める意思を伝えると、Aは黙ってしまい、経営者も黙って認めてくれました。

その後、僕は違う薬局に転職しましたが、天国に感じる様な働きやすい職場であり、職場よって薬剤師の環境が驚くほど変わる事を知りました。

前の薬局には欠片も感謝はしていませんが、自分自身が社会人として成長できた事に関しては、良い経験が出来たと思いっています。